情け茄子

先日、北海道に行った際に自分の手違いで

便に乗り遅れ帰れなくなった。(大馬鹿)

お金も頼れる人も(1人で行ったから)いない。

泣きそうになった。 涙目を浮かべながらいくら説得しても乗車員諸々、大人達は困った顔をする。    

そうか、そうだよなあ、私はただの客。

個人の状況なんて知ったこっちゃない。

急に冷静になってしまい涙も乾いた。

大人の怠慢は酷くなる。

早く帰れと言わんばかりの態度に心が突き刺さる。

いつも変局が起こっても両親、友達、恋人、バイト先の人が助けてくれた。

いつからか、私はそれに甘えていたし当たり前だと思っていた事にこの期に及んで痛感した。

自業自得だ。

結局また今回も甘えてしまった。 情けない。情けないのにも程がある。 

恩を仇で返すような事はしたくない。

ちゃんと1つ1つでいいから返して行きたい。

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家に帰って、懐かしい声を聞く。

誰も責めないし、怒られもしない。

馬鹿だね と一言。   大馬鹿です。大馬鹿でごめんなさい。  

その日は久しぶりに家族全員と夕飯を食べた。